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イカ30年ぶり不漁で珍味高騰 販売休止や減量も イルカもとばっちり [時事]

珍味の代表格といえば「するめ」。そんな晩酌のあての定番が“高騰”している。スルメイカをはじめ珍味の原料となるイカが、記録的な不漁となっているためだ。値上げをしないと採算が合わない事態に、兵庫県の珍味メーカーは容量を減らすなど対応に苦慮している。(段 貴則)

 伍魚福(神戸市長田区)によると、昨年秋以降、国産スルメイカの仕入れ値が2~3倍に跳ね上がったという。新鮮な国産イカの胴を使う看板商品については何とか生産を継続したが、イカを使う一部商品の販売を年末に休止した。

 今年に入り、看板商品についても容量を半分に減らし、価格を据え置いた。「珍味は嗜好品(しこうひん)。売れ行きがどうなるか心配」と同社担当者。

 合食(神戸市兵庫区)もイカを国産から輸入物に切り替え、今春以降は一部商品を値上げするという。

 原因は日本近海でのスルメイカの不漁だ。全国漁業協同組合連合会によると、2016年の水揚げ量は6万3650トンで30年ぶりの低水準。15年の6割にすぎない。こうした状況を受け、全国珍味商工業協同組合連合会は水産庁にイカ輸入枠の拡大を要請した。

 量販店などでは仕入れに苦心。県内スーパーの担当者は「品不足で、価格も高い。代替品として冷凍のゲソなどを増やしている」という。神戸市東灘区の阪神御影駅近くで30年近く鮮魚店「近江屋」を営む小林繁治さん(61)も「これほどイカが入らないのは記憶にない」と話す。

   ■   ■

 イカ不漁の影響が出ているのは人間の食卓だけではない。須磨海浜水族園(神戸市)では、イルカやアザラシなどのエサにイカを与えてきたが、今や高級食材になりつつある。

 特にイルカは、1頭につき、国産のスルメイカなど6種類の魚介を、エサとして1日15キロほど与える。これまではそのうち約20%をイカが占めていたが、値上がりを受け、今は10%程度に減らしているという。

 同園の担当者は「水産会社を通じ、代用できるイカがないかを探しているが、まとまった量を仕入れるのは難しい」と明かす。


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